UTMF 完走レポ。 [UTMF]
いつもより若干長文です。。
UTMF参戦のため5月18日金曜日早朝に河口湖に向かいました。
6時半には会場周辺に到着しました。
レース後(日曜日)に宿泊するホテルに車を置いて準備します…
大会参加者向けに駐車場は用意がありました。
宿泊するホテルより約1km近い場所でしたがレース前はひとりの
方が落ち着くのでホテル駐車場でスタート準備です。
早朝にホテルに到着したら偶然黒猫さんに会いました~
はじめは警戒気味でしたが首やお尻をサワサワマッサージしたら
喜んでくれて遊んでもらいました(かなりリラックスしました)
猫さん、完全無警戒モードになってます。
さすがにスタート前は緊張しますよ。100マイルで失敗は命取り。
試走した仲間やハセツネ仲間に挨拶、談笑しながら開会式を待ち
会場には明日STY走られるharley選手もいらして元気を頂いた。
会場のボルテージは最高潮に達してスタート!!
冷静に走りたいけどやっぱり興奮してて心拍数も安定しません。
レース中はほとんど写真を撮れません。
上記はレース後に確認したランナーズアップデートで計測記録。
AS=エイドステーション1~10です。
各地点で距離も違うのでタイムがまちまち、これがトレラン。
意識したのはペース。
序盤は試走時から辛い印象があったので心拍数を135以内で設定。
超えればペースを落として130を下回れば少し上げて走る。
AS1ことぶき団地、AS2二十曲峠まではウォーミングアップとする。
エイドでは長居はしないけど適度に固形物を食べてエネルギー補給。
1つ目のエイド出て少し進んだ地点でharley選手の応援があった!
明日ご自身のレースが控えて居るのに居てくれてうれしかったです。
AS3山中湖までは試走済みで時間は読めました。
AS4すばしりまでは試走してなく心配&関門を意識する必要があり。
山中湖からすばしりの区間は地図では厳しい感じはしませんでした。
走ってみると傾斜はそこそこですが長い登りで厳しく感じた。
この区間は全面ストック禁止区間で脚を温存も出来なかった。
AS4すばしりに到着した時は関門にも余裕があり安心しました。
この後はAS5太郎坊、AS6水ヶ塚公園と富士山を上がります。
私が完走出来たのはこの区間で脚を温存した結果だと思ってます。
この区間はスタート時にストックを持って走り始める必要があります。
(サポートスタッフが居ない場合)
AS7こどもの国のドロップバッグ(荷物受取)にストックを入れると
AS7からしか使えません。ただすばしりまでは禁止区間も多いので
持たない選択肢もそれなりのメリットはあります。
私は脚のスタミナに限界があると感じ積極使用を選択スタート時に
持って走ることにしました。
すばしりはとっくに夜間走。長い上り舗装路と林道を一定のペースで
ストックを使ってパワーウォーク。抜かれても気にせずひたすら歩く。。
ここは走っても大きなタイム差が無い気がしてましたがたぶん正解。
夜明けと共に走り始めてこどもの国に5時過ぎに到着しました。
予定では7時でしたので早めですが疲労感はあまり無い。
着替え、電池、ジェル交換、装備チェックをして補給食食べて出る。
ハイドレーションの水も無給水で来てたし残ってる(1.4Lでスタート)
STYのスタートは10時。なるべく元気な選手が大挙して押し寄せる
前に出来るだけ進んでおきたい。
結果的にAS8を出る頃にSTYスタートとなりましたので天子山塊で
抜かれ始めるようになる展開になりました。
厳しいとは判っていた天子山塊。天子山の急登時に最大の睡魔が襲う。
限界を超えた睡魔、カフェイン入りジェル使っても反応無しで眠いzzz...
何とか登り切った天子山。富士山の頭のみポッカリ見えました。
AS8-AS9までは約9時間掛かる。出来ればライト無しで通過したい区間。
試走の山とレースの山、違うんじゃない?って言う位の傾斜イメージに差。
100km超えてから向かう山々の連続。傾斜も大きいし危険箇所も多い。
でも試走していたのである程度イメージが出来ていたので良かった。
STY上位選手が通過する時は走路を譲りつつ順位とタイム差を伝言。
速い選手の脚さばきは勉強になり楽しみました(20位までカウント)
何とかAS9本栖湖に日没ギリギリに到着した時、完走を確信しました。
あとは19日中にゴールする適度なペースでセーフティーに走ります。
32時間46分58秒、96位 でゴールする事が出来ました。
到着時刻も11時46分58秒。12時近かったのでギャラリーは少なめ。
DJの方は居たのでナンバーを読んで頂けました。
ゴールの瞬間はヤッター!って言う感動はあまりしなかったかな?
怪我無く終わったー と言う安堵の方があったかもしれません。
100マイルってもっと壮絶と思っていたので少し拍子抜けした感もあり。
完走率も3、4割って想定されて居たけど8割近かった事を考えると
鏑木さんももっと厳しいコースを作りたかったのでは無いかと察します。
本当に凄かったのは主催者、スタッフ、ボランティア、沿道の地元の方の応援。
準備とエイドでの給仕方法など良く考えられていたと思います。
この感謝の思いは忘れません。
UTMFを日本の代表するトレイルレースに育つ環境をいちランナーの立場で
応援させて頂きたいと思います。第2回大会も開催されるように期待し、感謝し、
これから走る山をきれいに保つ活動を微力ながら積極的に行いたいと思います。
富士山ありがとう&18日に会った猫さんありがとう!
私はレース前に猫さんに会うとレース結果が格段に良いんです!
レースで良し悪し想定外の事や今後の備忘録は次回に記事にします。
あらためてお疲れ様でした!
読むだけでも壮絶ですね。。。
それでも完走率8割って
そうとうの変態(この場合褒め言葉)しか
エントリーしてないんですね~
by beki (2012-05-22 01:11)
まさに壮絶なレースですね。
人間離れな体力に敬服です。
でもホント無事の帰還にホッとしました。
お疲れさまでした、
by JUN (2012-05-22 02:43)
お疲れ様でした。
やっぱり想像を超える過酷さなのかな?
完走出来て良かったですね。
by コンブ (2012-05-22 07:59)
ナイスラン!ナイスファイト!グレート!素晴らしい!
なにもかも凄い!!!
半分だけしか体感してないけど、山の100マイルってそんなにあっさり行ける距離ではないはずなのに。
読んでるとそれを感じさせずに成し遂げてしまうsallyさんを尊敬します(^O^)/
by harley (2012-05-22 08:38)
感動しました・・・・・。
やはり過酷なレースですね・・。
それでも、完走率8割近いんですか。
sally選手はじめ、みなさん本当すごいですね・・。
距離が長くなると、やはり「脚を温存」が大切ですね・・。
「拍子抜けした感」・・は、なんとなくですが分かります。
(自分の初100キロ完走のとき・・)
とにかく、完走され、ご無事で何よりでした。
お疲れ様でした!
by keroyon (2012-05-22 12:12)
お疲れ様です。
なんだか距離といい、ゴールタイムといい、すごすぎて良く分かりませんがものすごく尊敬いたします。
黒猫ちゃんが幸福を運んでくれたのですね。
今度の24時間マラソンの走者はsallyさんだったりして(笑)。
by ポッポ (2012-05-22 12:54)
完走、おめでとうございます。
そもそも32時間も動き続けられるんですね?
想像もできません。
そして、優勝者は、STYのスタートの時間ぐらいに完走してましたから、失礼ながら化け物にしか思えない!
by ammysan (2012-05-22 19:41)
すごいすごい、ほんとに超人的ですね。
お疲れさま&完走おめでとうございます。
読んでるだけで足の裏が痛くなりました。
by liang (2012-05-22 23:35)
>>ALL
nice! コメントありがとうございます。
100km以上のレースは久しぶりでした。
どんなに凄いレースなのか想像が膨らみ過ぎて…
日本で開催の厳しいレースを探さないと。。
by sally (2012-05-23 19:09)
お疲れさまでした!
すごいなぁ。
by ChatBleu (2012-05-23 22:05)